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COMPUTEX展前フォーラム、AI Systemsの収益化戦略を解析
Posted on 2026/04/13
6月2日から5日まで台北南港展覧館および世貿会場で開催される「COMPUTEX TAIPEI」は、「AI Together」をテーマに、国内外1,500社が出展する。AI Systemsを軸としたサプライチェーンの枠組みのもと、クラウド、エッジ、オンデバイスに至るまで、AIチップ、データセンター、サーバー、ワークステーション、AI PC、スマートフォン、産業用コンピュータ、ロボット、ドローンなど幅広い製品群を展示する。電子ペーパーやAIリテールなどの応用ソリューションも紹介し、産業横断的なAI導入を支援する。併催のスタートアップ展示会「InnoVEX」では、世界各国の新興企業による先端技術が披露され、企業のAIトランスフォーメーションに向けた調達ニーズに応える。
AIはこれまでの計算力競争から「システム価値」の創出段階へと移行している。主催の台北市電腦商業同業公会(TCA)によれば、AIインフラの高度化に向け、計算力の拡張やモデルの効率化が引き続き重要である一方、電力やデータセンター容量の制約が課題となっている。こうした中、宇宙空間でのデータセンター構想など、新たなインフラ整備の動きも進む。
また、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは、AIを「エネルギー」「チップ」「インフラ」「モデル」「アプリケーション」から成る5層構造として捉え、最上位のアプリケーションこそが価値創出の中核であると指摘する。企業にとっては単なる計算力強化やモデル導入にとどまらず、クラウド・エッジ・デバイスを統合したAI Systemsの構築と、実装可能なユースケースの創出が収益化の鍵となる。
こうした潮流を踏まえ、TCAは5月27日に「COMPUTEX 2026展前フォーラム(Pre-Show Forum)」を開催する。テーマは「The AI Era: A Collective Effort Toward AI Systems」。AI Systemsの視点から、AIプラットフォーム、システム、アプリケーションの3層構造に基づき、クラウド、AIチップ、AIサーバー、AIエージェントなどの技術が各産業でどのように展開されるかを議論する。主要なAI計算企業や半導体メーカー、コンサルティング企業、ソリューションベンダーが登壇し、企業の意思決定者やIT責任者に対し、AI統合と実装戦略の具体像を提示する。フォーラムは英中同時通訳を提供予定です。