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雷虎科技Blue UAS認証を取得軍用・商規無人ドローン市場を本格展開
Posted on 2026/01/12
雷虎科技(THUNDER TIGER CORP.)の蘇聖傑総経理は、「軍用・商規ドローンに向けた開発戦略」をテーマとした講演において、ウクライナ戦争以降、軍用・商規(Military-Commercial Grade)市場が、国内外における中高性能無人プラットフォームの主流トレンドとなっていると指摘した。
雷虎科技は、通信・GPSモジュール、フライトコントロール、コントローラ、モーター/ESC、エンジンパワーモジュールなど、ドローンの主要コンポーネントにおいて非レッドサプライチェーン(Non-PRC)による調達・開発能力を有している。
この強みを背景に、同社の「Overkill」FPV自爆型ドローンは、米国防総省のBlue UAS認証を取得。これは台湾のドローン産業として初の事例であり、国際レベルのサイバーセキュリティおよび軍用規格を満たした製品として評価された。
市場ニーズに対応する形で、雷虎科技は光ファイバー有線式FPVドローンも開発。無線通信妨害の影響を受けることなく、市街戦や森林環境において安定した運用が可能で、最大10kmの長距離運用を実現している。
同社は無人水上艇(USV)市場への展開も進めており、2024年9月にはアルミ船艇メーカーである(科建鋁船)を買収し、筆頭株主となった。これにより、科建の船体製造技術と雷虎の無人プラットフォーム技術を統合し、全長6m、8m、さらにはそれ以上の大型遠隔操縦無人艇の開発が可能となった。
台湾国防部軍備局が各種USV調達案件を進める中、雷虎科技は「Tiger Shark 200」「Sea Shark 600」「Sea Shark 800」などのUSV製品を展開し、中科院による「快奇(Fast Agile)」プロジェクトの評価試験を通過。さらに、同技術は「Seadragon」シリーズや「Seawolf 400」などの水中無人プラットフォームにも応用され、無人システム分野全体への展開が進んでいる。