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APICTA Awards 2025 台湾代表団が結団、12月高雄で開催へ
Posted on 2025/11/05
アジア太平洋地域のICT界における「アカデミー賞」と称される APICTA Awards(アジア太平洋ICT連盟賞) が、2025年12月5日から8日にかけて台湾・高雄で開催される。台湾での主催は9年ぶりとなり、デジタル発展部が主管機関として運営を担う。大会には14の経済圏から200を超える国際チームが参加する見込みで、台湾代表団は国内選抜を経て選ばれた48組の企業・学生チーム、計63件の作品で挑む。
10月29日には代表団結団式が行われ、デジタル発展部の林宜敬部長が旗を授与。厳しい国内選抜を勝ち抜いたチームを祝福するとともに、「台湾のデジタル技術力を世界に示し、再び金メダルを台湾に」と激励した。台湾は2016年に台北で同大会を主催し、6金・12銀の好成績を収めている。
出場作品はAI応用、スマートテクノロジー、デジタルトランスフォーメーションなど、産業トレンドに即した革新的な内容が中心。企業部門はインド太平洋市場への実装性を重視し、学生チームはAIを活用した実践的ソリューションを提案する。代表団は専門家による集中トレーニングと実戦模擬を経て本大会に臨む。
林部長は、今後「演算力・データ・人材・マーケティング・資金」の五つの要素を軸にICT産業エコシステムを構築し、AI・サイバーセキュリティ・情報サービス分野の成長を支援すると強調。APICTAをはじめとする国際プラットフォームを活用し、海外市場連携とAIソリューションの国際展開を推進していく考えを示した。