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■自動車のEV化で急激に産業シフトに取り組み台湾大手ベンダー<5>
Pegatron(和碩聯合)

Posted on 2021/10/01



 Pegatron(和碩聯合)は台湾を代表するパソコンメーカーであるASUS(和碩集団)のOEM/ODM部門からの独立。設立は2008年1月、製品開発と量産技術に大きな強みを持ち、世界中のクライアントに製品を供給してきた。世界的なEMS企業としてこれまでも数々の経験と実績を持つ。
 Pegatron(和碩)は台湾大手ベンダーの中でも自動車のEV化で急激に産業シフトに取り組んでいる企業のひとつ。ここ数年のこうした動きには目を見張るものがある。充電ステーションの分野では具体的なクライアント名は公表していないが、海外で新規事業の取り組みを積極的に進めている。
 一方、車載の分野ではテスラの電気自動車であるモデル3向けのダッシュボードパネルの製造を請け負う。アメリカテキサス州に専用の工場の建設を進めており、テスラとの関係をより深めている。また充電ステーションのOEM/ODMの分野にも提携関係を拡大。さらにはテスラからはOEM/ODMの一環として家庭用充電装置のアセンブリの計画も進めている。いま最も注目すべき企業である。



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