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■自動車のEV化で急激に産業シフトに取り組み台湾大手ベンダー<2>
ECS(精英電腦)

Posted on 2021/09/10



 ECS(精英電腦)は台湾の総合電機メーカーであるTATUNG (大同)グループの一員。
 ECS(精英電腦)ではこれまでマザーボード、デスクトップ、ノートブックなど、PCのOEM事業を中心に取り組んできた台湾の大手ベンダーである。
 EV分野ではアメリカのIoTecha社との提携を発表。同社に対して23.7%の株式を出資。充電ステーションの製造を受け持つ。EV向けの充電機器は独自開発である「Plug-n-Charge」ソリューションを提供。(nとはさまざまな分野で応用が可能という意味) これまで培ってきた製品開発のノウハウを投入する。
 さらにECS(精英電腦)が持っているソリューションである駐車場の料金徴収の分野でも提携関係を深めていく計画。IoTecha社がアメリカで実施しているEV車向けの充電サービス、パーキングシステムなどの分野での運用ビジネスを展開予定。アメリカではECS(精英電腦)の海外展開であるブランド名「LIVA」を使って新しい分野でのビジネスを強化する。LIVA充電装置の充電Plugから給電。安全な通信プロトコルにより、クレジットカードがなくても利用者を識別し、自動的に電子決済する。現在、IoTecha社向けに実証実験ため充電パイルを1,500基をアメリカへ送り、順次運用を開始する。



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