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鴻海は「MIH」(EVプラットフォーム)の開発に挑戦台湾には2つの大きな強みがある
Posted on 2021/04/29
台湾のビジネス誌「商業周刊」によると、鴻海の「MIH」(EVプラットフォーム)開発について次のように取り上げている。
今日の自動車産業を見て、我々が楽観的な視野に立つ理由は、台湾は少なくても電気自動車産業の発展に適した基本技術を有していると考えるからである。電気自動車はこれまでの伝統的燃料であるガソリン車とは異なり、「電気」がその技術の大半を占めている。台湾は電子産業における組み立ての分野、さらに半導体ウエアの分野で経験と技術を有している。他にも「メカニカル」の部分では最終アッセンブリの分野での経験はないが、台湾の中部地区には自動部品を生産する「隠れた有力企業」が多数存在する。
今日、電気自動車業界は「パラダイムシフト」の新時代に直面している。30年前、TSMCはファウンドリモデルの新しい形、所謂水平分業を確立し、従来の半導体IDM(統合型デバイスメーカー)の垂直統合モデルを逆転させた。重要な鍵は最短時間でリソースを統合し、新しいモデルを作るかという点である。
中国本土では電気自動車の開発競争に伝統的な自動車メーカーから各産業分野の主要メーカー、インターネット関連企業など多数のプレーヤーが参画している。その理由はすべてのリソースを持っているプレーヤーがいないからであり、これはジグソーパズルのピース合わせと同じでピースのひとつひとつが大切であり、極端に「強み」を持つ企業が現れると摩擦が大きくなり、協業体制が損なわれることになる。
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