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TSMCは日本に研究開発を目的とした子会社の設立予定

Posted on 2021/02/17



■いま、注目を集めているTSMCとは、英語の正式名称はTaiwan Semiconductor Manufacturing
Company, Ltd.
(略称はTSMC)、中国語名は臺灣積體電路製造股份有限公司(略称は台積電)、世界最大の専業半導体ファンドリメーカーである。製造ラインを持たない企業(ファブレス)が主な顧客で、これまでDRAMなどのメモリ半導体やスマートフォンの収益拡大によって急成長してきた。20211月には日本に研究開発を目的とした子会社の設立予定と報道された。DIAMOND on-lineによると 設立の主な目的はチップを立体に積み上げる「3D IC3次元IC技術)」の素材や後工程に関する研究をすることであると報道されている。投資額は最大で186億円、場所はつくば市、日本に研究拠点を設けるのは初めてだ。



■半導体、5GAIIoT、スタートアップなど、台湾が注目を集めている。IT機器に必要な半導体の生産に存在感が高まっている。しかし、そうした「最先端技術」の分野だけではなく、身近な環境でビジネスの最前線で活かされる「実用先端」がもうひとつのキーワードである。注目のRISC-Vなど技術のオープン化へ一気に動く台湾、FPGA(カスタマイズ可能IC)はASIC(特定用途IC)を越えるか、5Gの世界で台湾は何を狙っているか、こうした分野で着々と布石を打っている。



COMPUTEX & InnoVEXではこうした分野における製品群にも注目。今後のAIoT製品のトレンドを占う。2020年はコロナ禍で開催がオンラインのみとなったが、2021年はCOMPUTEXInnoVEX(スタートアップイベント)ともに開催予定。ASIA-NETでは225日(木)に「台湾AIoT産業のトレンドを読む」と題して、オンラインセミナーを実施予定。
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